【行政書士試験】一般常識の足切りを免れるための勉強方法【文章理解】

行政書士試験の科目勉強

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【この記事の主な内容は、行政書士試験の一般常識の内容が変更になる前の令和6年度試験前に作成したものになりますので、よろしくお願いいたします。】

行政書士試験に出題される一般常識は、あまりに範囲が漠然としていて、どのように対策を練っていいかを迷われてはいないでしょうか?

しかも、足切りがあるという…、なかなか手ごわい科目です。 一時期、何をしてよいかわからずNHKの時事公論を見ていました(試験以外で少しは役に立った気がします)。

以下、私が取った一般常識の勉強の方針と方法をご紹介します。

この記事を読んでほしい人
  • 行政書士試験の勉強をはじめられた方
  • 行政書士試験の勉強をはじめたけどもまだま一般常識の勉強が不安な方

一般常識の概要

まず、一般知識は、14題のうち、政治・経済・社会の問題は7問程度、情報通信・個人情報保護関係が4問程度、文章理解が3問、出題されます。

次に、14(56点)問出題されますが、そのうち6問以上正解しないと、足切りになってしまいます。 そのため、毎年、新しい論点も出題され、対策が難しいですが、足切りもあるので、一応の一般知識の対策をする必要があるのです。

ただし、法令科目の勉強時間まで大幅に削って、この一般常識を勉強することは無駄です。また、試験では消去法である程度解けるような問題になっています。

一般常識の対策の方針と勉強方法

私が取った対策の方針は、とにかく足切りを免れるように得点しやすいところで得点することです

一般常識の中で、政治・経済・社会の問題の配点が高いため、対策をしたいところですが、その範囲は広い上に絞りきれません。そのため、勉強したとしても水泡に帰すおそれが高いと考えました。

そこで、まずは過去問で、最低限、問題の傾向や形式に慣れることは必要だと思いました。

そして、一般常識では、文章理解で3問、個人情報保護・情報通信で2問を確実に取り、時間が限られた中での勉強なので、法令科目を優先して効率よくやることが大事です。

つまり、一般常識の勉強の優先順位は、文章理解>>個人情報保護・情報通信>>政治経済社会、として勉強をしました!

もう少し具体的に、各科目の内容を見てみましょう。

政治・経済・社会

時事問題的な科目で、日頃から新聞やニュースで話題を拾っておくことが対策になります。前述のとおり、その範囲は広い上に絞れません。深入りは禁物です。

私は、一応参考までに公務員試験用の速攻の時事( 実務教育出版 )はひととおり読みました。

個人情報保護・情報通信

地球上の情報通信・ネットワークイメージ

一般知識の中では比較的点が取りやすい科目です。特に個人情報保護は個人情報保護法からの出題なので、法令科目と同じような勉強で対策ができます。

個人情報保護法は、過去問でどのような内容が問われているか確認してください。3年に1回改正されているので、法改正も確認する必要があります。

情報通信は、社会状況と相まって、暗号化技術、電子署名、行政手続きのオンライン化など、情報通信とその周辺の法律などについて出題されます。

私は、日頃のニュースなどアンテナをはる必要がありますが、LECから出ている合格に出る順行政書士 最重要論点250に記載がある用語も最低限抑えました。

文章理解

大学入試の現代国語のような問題です。文章を読んでその論旨に合う選択肢を選ばせる問題、穴埋め、並び替えの3問が出題されます。

誰にでも比較的取り組みやすい科目だと思いますので、確実に点を取ることが重要です。

キーワードや接続詞に着目して解くというテクニックもあるようで、確かに問題を解く上での取っ掛かりとはなるのですが、専門家として専門的な文書を読む機会が今後あることを考えると、文章をしっかり読んで、内容を理解して確実に回答ができるようにしましょう(このようなテクニックは、文章を読むうえで、注意の散漫を防止できるため、読み落としやなんとなく読むことを防止することはできます)。

普段、法律の規定を読んでいるのであれば、ここで問題を落とすことはほとんどないと思います。

文章には型のようなものがあります。

私は、その型として、①大事なこと(自己の主張)は繰り返されること、②自己の主張を際立たせるために、あえて自己の主張と異なる別の主張を記載すること(および別の主張へのフォロー)、③自己の主張をわかりやすく説明するために例をだすことを意識しました!

そして、ⅰ)段落ごとに細分化して要旨を考えることⅱ)空欄問題は前後を良く確認することⅲ)指示語の対象・内容に着目すること、も併せて意識して、文章読解の助けとなりました!

私が掛けた勉強時間

2回目の試験の全体勉強時間(695時間)に対して、一般常識(20時間)は3%の割合になります。 したがって、ほとんど勉強していませんね。それでも足切りはま逃れました。なお、1回目の試験は、ほとんど勉強しませんでした。

まとめ

6問以上確実に点数を取り、足切りを免れることです。その命綱といえる文章理解は満点を取り、個人情報保護・情報通信で得点を取るための準備をしてください。

以上、拝読をありがとうございます。 なお、行政書士試験のおすすめテキスト・問題集行政法民法憲法商・会記述問題の記事で、個別に使った書籍をご紹介しております。

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