【2024年度版】行政書士試験に独学で合格するためのおすすめのテキスト・問題集

行政書士試験向けの書籍

ご訪問をありがとうございます。ホフクです。

独学だと勉強するテキストや問題集が試験の結果を大きく左右するものと思います。そのため、テキストや問題集選びには苦心するものではないでしょうか?

そして、この記事をお読みの方は、自分に合った一定の評価がある評価が高いテキスト、問題集を選び、知識を増やし、また回答能力を得ていく必要があると思ってらっしゃると思います。

そこで、この記事では、おすすめの行政書士試験のテキスト、問題集をご紹介します。

この記事を読んでほしい人
  • 行政書士試験の勉強をはじめられた方
  • 行政書士試験用のテキスト、問題集で迷っている方

概要をつかむためのおすすめのテキスト5選

行政書士のテキストを読む目的は、行政書士試験の試験内容の概要をつかむことです。そして、テキスト選びのポイントは以下のとおりです。

どのテキストもよくできていますので、自分にあったものを選択してください。勉強においては、テキスト選び以上に別に記事にする問題集の繰り返しが重要になります。

  • 法令の規定の趣旨・目的・背景・要件・効果の解説が丁寧
  • じれいなどが図表を使いイメージしやすいこと
  • 似ている内容、用語の比較表が記載されていること

みんなが欲しかった! 行政書士の教科書 TAC

おすすめ度 ★★★★★

基本的にTACの本は大好きです。ほかの検定試験でもとてもお世話になりました。巷では分厚くて鈍器って言われているようです(笑)

このテキストは、出題頻度ごとに重要度が3段階で評価されており、学習状況に応じて、的をしぼることができて効果的です。規定の目的・効果も記載されており、図表も豊富で、例えば、権利能力、意思能力などの比較表もあるので、わかりやすいです。網羅性もあります。はじめは、すべて一通り読んで、その後の理解に応じて、重要度の範囲を広げて勉強していきましょう。

  • 出題頻度ごとに重要度が3段階で評価
  • 規定の目的・効果も記載も明確に記載
  • 図表も豊富

出る順行政書士 合格基本書 LEC東京リーガルマインド

おすすめ度 ★★★★★

出版元のLEC東京リーガルマインドは司法試験を中心とした受験指導予備校で規模が大きい予備校です。

個人的にはとても良いと思います。とてもおすすめできます。

条文ごとにきちんと項目立てがされており、一つ一つ順序だてて理解が進むと思います。脚注には、試験アドバイスや用語、事例の解説などが記載されています。その他、過去の出題傾向が記載されており、学習も進めやすいと思います。ただ、フルカラーはなく、堅い印象なので、少し勉強になれた方用の印象でした。

  • 条文ごとにきちんと項目立
  • 脚注には、試験アドバイスや用語、事例の解説などが記載
  • 過去の出題傾向も記載

うかる! 行政書士 総合テキスト 伊藤塾

おすすめ度 ★★★★☆

出版元の伊藤塾は、司法試験、司法書士、行政書士試験など法律科目の資格試験や公務員試験において、多数の合格者を輩出している予備校です。各章に確認問題(ファイナルチェック)が 一問一答式で設けられているので、章ごとに理解度をチェックしてから、次の章に進めます。

内容は、しっかりと判例について取り扱っています。争点、結論、判旨も記載され役に立ちます。「Festina lente」というコラムでは、難しい論点をわかりやすく解説してくれます。この解説がとてもよいと思いました。
なお、各章に確認問題が、一問一答式で設けられているので、理解度をチェックしてから、次の章に進めます。また、本試験レベルの問題がWebに収録され、スマホから挑戦できるようです。

  • 争点、結論、判旨が明確に記載
  • 難しい論点をわかりやすく解説
  • 各章に確認問題を一問一答式で設置

合格革命 行政書士基本テキスト 早稲田経営出版

おすすめ度 ★★★★☆

網羅的で十分な情報量、とよみやすさを兼ね備えていると思います。TACのみんなが欲しかった! 行政書士の教科書とLECの出る順行政書士 合格基本書の中間のようなテキストです。カラーで側注が充実しています。「よくある質問」、「引っかけ注意!」、「受験テクニック」、「記述対策」といった側注も充実していると思いました。
別に紹介する行政書士 合格革命 肢別過去問集が秀逸なことから、これと親和性が取れたテキストということが一番のメリットです。

  • 「よくある質問」、「引っかけ注意!」、「受験テクニック」、「記述対策」といった側注も充実
  • 合格革命 肢別過去問集と親和性説

うかる! 行政書士 民法・行政法 解法スキル完全マスター 伊藤塾

おすすめ度 ★★★★★

結構利用しました。ボリュームもちょうどよい。

テキストと問題集の間をつなぐ書籍、論点には基本的な問題を扱っていますが、初学者がその基本でさえも躓きそうなところを図表を使い説明していて頭に残りました。
テキスト、問題集とせわしなく回していると、そういう論点を落としがちですが、上手にピックアップしているなと思いました。

  • テキストと問題集の間をつなぐ書籍
  • 初学者と中級者との懸け橋
  • 痒い所に手が届く

肢別過去問集

テキストで概要をつかんだら 肢別問題集を中心にして勉強していきましょう。工夫しながら繰り返すことで、試験に直結する知識、経験が身につきます。

私は、1、2回程度まわしても、 問題集の内容があまり頭に残っていませんでした。同じような人は問題集の内容を覚えて、理解するまで、最低でも5回はまわしましょう。

合格革命 行政書士 肢別過去問集 早稲田経営出版

おすすめ度 ★★★★★

「合格革命 行政書士 肢別過去問集」は、TAC系列の出版社で早稲田経営出版から出版されている本試験問題の法令科目について、肢ごとに分解し、科目別・体系別に並び替えた一問一答の過去問集です。2回目の行政書士試験を受験したときに、使用していた教材です。

見開きで、問題と解説が記載されているので、とくかくまわしやすく、結果記憶の定着に役立ちます。
また、過去問を通して勉強することで、その出題の内容、範囲、癖を学ぶことが重要です。設問ごとに学ぶことが良いとは思いますが、初学者、中級者へ進む中で、法令の順序に沿って、一肢ずつ勉強するのは、記憶に役立つと思います。特に長い文章を読むのが苦手な人は、勉強を進めやすくなります。
論点、判例、解説の掲載量も十分です。わからなくても、どんどん進めていきましょう。 この書籍を5回くらいして、頭に入ったら、その肢や解説から、気になった点を自分で調べて勉強するのが良いと思います。

出る順行政書士 良問厳選 肢出る順行政書士 良問厳選 肢別過去問題集 東京リーガルマインド

おすすめ度 ★★★★★

とても良いです。このシリーズは、テキストも過去問もよく作りこまれていて、解説も条文や判例から丁寧に解説しています。

早稲田経営出版の合格革命 行政書士 肢別過去問集とは違い、赤シートで隠して、勉強もできますし、勉強用のアプリもついてきます。

テキストも内容がフルカラーでないこと以外は基本から丁寧に作られている印象があり図表も豊富です。この書籍が2022年から出版されるにあたり、すべてこちらの出る順シリーズでそろえてもよいかもしれません。

肢別本を単純に回すだけでは不十分であること(自分なりの工夫が必要)

前述のとおり、内容の記憶の定着には良いですが、そこから応用発展的に自分で調べて掘り下げていく必要があります。このようなときに端的に調べ物をしたいときに司法試験用の択一六法が役に立ちます

初めの学習段階で効果がありますが、その後の勉強は。。。という視点で伊藤塾の先生がお話をされています。どの試験もそうだと思うのですが、過度に勉強の範囲は広げずに、それでも自分で気になることはちゃんと調べて、考えることが重要だと思います(自然と記憶ができますし)。

過去問・記述問題・総仕上論点集

出る順行政書士 ウォーク問 過去問題集 東京リーガルマインド

おすすめ度 ★★★★★

行政書士試験の傾向をつかむには設問ごとになっていた方がよりつかめます。この点、本試験の出題形式がそのまま出題されていまので、実践向きと言えるでしょう。
過去10年間の問題が掲載され、重要度判定、出題年度、正解率の記載もありより実践的です。これに従い、強弱をつけた抑揚のある勉強が可能になります。

みんなが欲しかった! 行政書士の40字記述式問題集

おすすめ度 ★★★★☆

素材は、過去問を採用し、記述するまでの思考過程をアドバイスし、解放マニュアル、テクニックも記載があり、多岐式も勉強できます。

基本的には択一式の勉強で、記述式も抑えることができると思うのですが、慣れという点で、この問題集は役に立ちます。

出る順行政書士 当たる!直前予想模試  東京リーガルマインド

おすすめ度 ★★★★☆

予想問題集は、一度は解きましょう。本試験は緊張しているので、試験の形式になれないまま受験は少し危険に思います。

【直前の論点集として】 合格に出る順行政書士 最重要論点250 東京リーガルマインド

おすすめ度 ★★★★★

必要となる重要論点250項目をまとめた1冊です。これの内容に記載のある内容をしらないで、受験するのはおそろしいです。とはいえ、私も知らない知識があったので、この書籍でそれを補充しました。
1冊にまとめられていますが、法令科目、一般知識科目に必要な知識の記載があり、とてもよくできていると思います。

私は、当日この本のみをもって試験に臨みました。なお、一般知識もこの本を読んで勉強しました。

2回目の試験の全体勉強時間(695時間)に対して、民法(255時間)は37%の割合になります。 行政法同様に主要科目なのでそこそこ時間かけていますね。なお、1回目の試験は、70時間程度勉強していました。

ネット予備校をペーメーカーにした効率重視の勉強

スタディング

仕事、就職や転職で必ず必要で独学では不安という場合には、ネット予備校を活用しても良いと思います。スタディングの講座は、問題集、過去問、答練、模試等の一式が含まれる講座でも5万円以下と安くて評判もいいため、講義を受講してみるのも良いでしょう。

クレアール

独学で不安のある方は、ネット予備校を利用することで、予備校が有しているノウハウ、ペースメーカーとしての機能で、あなたの合格可能性を高めることでしょう。私は社労士の勉強をクレアールでしていますが、キャンペーンでの割引の適用により業界内でも価格が安く、ノウハウが凝縮されたテキストで効率的に合格に近づけていると考えます。

資料請求は、無料で、しかも申込特典として、「非常識合格法」という書籍(先着100名まで)がもらえますので、申し込んでみてはいかがでしょうか。

まとめ

行政書士試験は行政法、民法など、科目が分かれていますが、共通して言えることは、択一の過去問題集を中心に勉強してくことです。ここでご紹介しものは、どれもお勧めできるものなので、ご自身に合ったものをご選択ください。

以上、ご拝読をありがとうございます。なお、行政法民法憲法商・会記述問題一般常識の記事で、個別に使った書籍をご紹介しております。

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