法務部に未経験で配属されたときに勉強におすすめする書籍など①

仕事

法務に配属して、法令以外にも実務的な勉強をしなければならないのに、どのような書籍や検定試験を利用して勉強してよいかわからない、そう悩んでいたりしませんか?

最近の法務部は、弁護士、司法書士などの有資格者や法科大学院卒の方をそろえるところもありますが、法学部卒でそこまで法律の勉強をしっかり勉強された方でない方が法務部に配属されるケースもまだまだあり、法務部に配属された後、どのように勉強したらよいかわからないというケースもあると思います。

この記事では、そこまで法律を勉強していなかった方に対して、法務部に配属されたときに、まず業務となりやすい契約関係、コンプライアンス関係を中心におすすめの書籍をご紹介します。

契約に関する書籍

ITビジネスの契約実務

システム関係をメインとしたテキストですが、システムに関係する契約書であっても、開発契約などにおいては、一般的な契約形態である請負、準委任の契約に多少システムの用語または内容が加わったもの程度で、その点を理解していれば汎用的に使用できます。また、最近ではあらゆる場面でシステムに関する契約を締結するため、利用頻度も高くなるであろうこと、契約書に関する知的財産権に関する説明などもあり、こちらは大変おすすめできます。

ビジネス契約書の見方・つくり方・結び方

様々な契約書に触れたくて、購入しました。全般的な内容が広く浅く扱われていて、参考に確認したいときに使っています。契約書実務が全く初めての方が契約書の全体像をイメージすることに適しています。

契約書作成の実務と書式 企業実務家視点の雛形とその解説

法務で必要となる典型的な契約類型ごとに契約書の逐条解説になっており、契約書雛形の条文が法令上のどの規定に基づくものなのかわかりやすいです。契約書の雛形をより詳しくわかりたい方用のものとなっています。

コンプライアンス・法務全般

法務関係全般を勉強ができる書籍は、法務部員として、何を勉強すればよいかの指針になります。

実務がわかるハンドブック企業法務

前半で、法務全般にわたる契約調整、契約書、弁護士との連携などのリーガルマネジメント・オペレーション、M&Aなどの企画法務、コンプライアンス法務、取締役会・株主総会などの会社法務、紛争対応などの総論、後半は、民法、会社法、独占禁止法、不正競争防止法、景品表示法、特定商取引法、個人情報保護法、製造物責任法、消費者保護法、公益通報者保護法(内部通報制度)、金融商品取引法、知的財産関係などの各論が載っています、とても幅広く載っているため、導入にはとてもよいです。

法務リスク・コンプライアンスリスク管理実務マニュアル

会社法、個人情報保護法、独占禁止法、公益通報者保護法、内部統制など、横断的に勉強するにはちょうど良いです。また、章ごとに事例と対策の記載があり、より実践的な内容が学べます。実務がわかるハンドブック企業法務よりも論点の範囲はせまいかもしれませんが、内容は詳しいものとなっています。

基本となる民法・会社法その他法令の勉強

民法・会社法

民法

契約書の規定も何かの条文を修正していることが多いです。その何かの条文というのは私法の基本である民法であることが多いため、民法を調べる資料が必要です。
これは、司法試験六法ですが、条文を調べたのと同時にその条文についての内容が記載されているため、とても便利です。

国家試験受験のためのよくわかるシリーズ(民法・会社法)

民法の基本がわかりやすく満遍なく記載された書籍になります。難しい文言をしようしないで書かれておりわかりやすく、とても定評があります。

その他の法令

 個人情報保護法

個人情報の取扱いに関して、国際的にも規制が厳しくなったり、それに伴って日本でも法改正により個人情報保護規制が厳しくなっています。
そこで、最新の改正を含めた個人情報保護法の概要を学ぶのに、以下の書籍をおすすめします。

  ガイドライン

個人情報保護委員会から個人情報の取り扱いに関するガイドラインがでております。こちらは読んでおくべきです。

個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(通則編)

個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(第三者提供時の確認・記録義務編)

個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン(仮名加工情報・匿名加工情報編)

下請法・独占禁止法

法務部に初めて配属された方用でおすすめできる書籍はあまり思い浮かびません。公正取引委員会のHPに掲載されている資料で勉強するのがよいでしょう。

法令・ガイドライン等(独占禁止法)

下請取引適正化推進講習会テキスト

下請法について知りたい(各種パンフレット・動画)

検定試験

ビジネス実務法務検定2級

法令やコンプライアンスに関する全般の勉強をする場合、まずはビジネス実務法務検定2級を勉強するのがおすすめです。記事にもしておりますので、ご覧ください

知的財産技能検定

世の中を見ても、システム、文書、絵、写真などと権利は密接に結びついています。業務を見ても業務委託におけるシステム、提出する資料、それらも特許または著作権などの権利関係が必然的にかかわっています。そこで知的財産技能検定3級知的財産技能検定2級を勉強して、そのリテラシーを高める必要があると思います。

まとめ

今回の記事では、法令をあまり勉強したことがない方が、法務部に初めて配属されたときに勉強する書籍・試験などを契約関係、コンプライアンス関係を中心にご紹介しました。

まだまだ株主総会、登記、株式、開示関係などがありますので、今後、ご紹介をしたいと思います。

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